チャプター 181

アイリス?

エミリーが、五年前に忽然と姿を消し、業界全体を揺るがした伝説のジュエリーデザイナー、アイリスだというのか?

そんなことがあり得るのだろうか。

エンバーは完全に呆然とし、困惑と混乱の入り混じった瞳で隣に立つエミリーを見つめていた。

彼女の知るエミリーは、優しくも芯の強い女性だったが、まさかずっと憧れ続けてきたデザイナーその人だったとは夢にも思わなかった。

だがすぐに、これまでのふたりのやり取りの端々が頭の中で繋がり始めた。

実際のところ、エミリーがアイリスだと言われれば、すべての辻褄が合うのだ。

それに気づくと、エンバーの顔はパッと喜びに輝いた。彼女はエミリーに身を寄せ...

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